人との付き合いの中で正しいマナーが分からずに悩んでいる人は意外と多いです。
初めての入学のときはもらったお祝いをどのように返せばいいか分からないことありませんか?
「子供へのお祝いだからお返しはしなくていいのでは?」「いやいや、貰いっぱなしはダメだよ!」と、どちらでも正しいように感じます。
ただ、やっぱりお祝いを頂いたならお返しするのがマナー、というか常識です。
入学祝に限らず、結婚祝いや出産祝い、お見舞いや香典など頂いたものに対するお返しは必ず必要となりますからね。
そこで、私の経験からマナー違反にならないお返しの仕方をまとめましたので、参考にしてみてください。
この記事のもくじ
入学祝いのお返しの相場はいくら?
まず気になるのはどの位の金額をお返しすればいいのか?という点でしょう。
貰った金額の3割~半額程度の金額に相当する内祝いを贈るのが一般的と言われています。
入学祝いは入学のために必要なものを揃えるために贈るものなので、半額のものを意識しなくても大丈夫です。
だいたい5千円~1万円くらいお祝い金として頂くのが相場ですから、2~3千円位のお返しで十分です。
品物としてはタオルや洗剤などが以前は人気でしたが、相手方の好みもあるため、最近では商品券やカタログギフトが人気です。
入学祝いのお返し|のしの書き方
のし(熨斗)は「内祝い」と書き、名前には「子供の名前」を書きます。
あくまでも子供に頂いたお祝いなので、子供からのお返しということで子供の名前を書きます。
のしの名前はフルネーム?それとも下の名前だけ?
名前を書くときはフルネームを書くべきか下の名前だけでいいものか迷いますね。
名前については、フルネーム・下の名前のどちらでも大丈夫です。
ただ、お祝いを頂いた相手との関係によって使い分けをした方が良いです。
■家族や兄弟からの場合=下の名前だけ
■友人や職場の人からの場合=フルネーム
身内の場合は下の名前だけでも誰の事かすぐに分かりますが、友人などへはフルネーム(苗字も)書いておかないと誰だか分からない場合もあります。
外のしと内のしはどちらが正しい?
普段から贈りものやお返しをしていない人はのしのかけ方も迷う点です。
デパートなどで「内のしにしますか?外のしにしますか?」と聞かれて、戸惑った経験はありませんか?
私はドギマギしてしまい、「どっちにすればいいですか?」と店員さんに聞いてしまいました。
普通に生活しているだけでは、どんな使い分けがあるかも分からないものです。
ちなみに内のしとは、品物にのしをかけてその上から包装紙で包むかけ方です。
逆に外のしは、品物を包装紙で包んだ後にのしをかけるやり方です。
内のしは外からのし紙が見えないため控えめな贈り物、外のしは贈り物ということを強調した品物の場合と使い分けがされます。
入学祝いのお返しは頂いたお祝いに対するお礼の意味が込められているので、内のしで送るのが一般的です。
入学祝のお返しはいつまでにするもの?
入学前に頂くお祝いですが、お返しは入学式が終わってからで大丈夫です。
ただ、あまり先になっては何のお返しかも分からなくなってしまうので、遅くとも4月末までにはお返しをしておきましょう。
その際、入学式や校門で撮った写真、子供からの手紙を添えると感謝の気持ちが伝わります。
最後に
以上が入学祝いのお礼をお返しする最低限のマナーです。
注意する点としては、お祝いを頂く時には必ず「お返しは要らない」と100%言われます。
この言葉を鵜呑みにせず、必ずお返しはするようにしてください。
これは親・兄弟であっても同様です。
私の性格からは必ずお返しをするのですが、義弟夫婦はまったくお返しをしなかったため、義両親から主人がかなり愚痴を言われたと聞きました。
「非常識だ」とか色々といわれながらも主人も大人なんだからと放置していたのですが、それ以来ほかのことでも何やかんやと言われているみたいです。
こうやって偉そうに言っていますが、私自身もマナーや礼儀作法に詳しい方ではありませんでした。
長男の入園や入学の際に色々と調べて詳しくなっただけです。
親しき仲にも礼儀あり。
このようなところで常識がないと思われてしまう可能性があるので、お礼はきちんとするようにしましょうね。