一瞬ボーゼンとしましたが、たしかにそう言われてみれば「前株」「後株」にどんな違いがあるのか知りません。
きっかけは何にせよ、前株・後株の違いを調べてまとめました。
この記事のもくじ
前株と後株の違いはなに?
結論からいうと、「違いはない」です。
ただ前か後ろについているだけ。
会社の規模や創業年数とかは関係ないようです。
でも実際に会社を作るとなると、前か後ろのどちらかにつける必要があります。
それぞれの特徴を探ってみました。
前株の特徴
「株式会社●●」など、社名の前につける付け方ですね。
一番のメリットは、「いまから社名を名乗ります」というのが分かりやすい点です。
超有名企業でもない限り、会社名を言われても分かりません。
と言われれば、
と準備ができます。
これが、
と言われても、
となることはあります。
特に、電話越しだとよくあります。
一部上場企業でも、名前だけ聞いても知らない会社って意外と多いですよね。
前株にすると、会社名を聞き取ってもらいやすいメリットがあります。
逆にデメリットは、つけたい名前ですでに登記されているケースがあるということ。
上場企業リサーチによると、日本には223万社以上の株式会社があります。
いくら最高のネーミングを考えたとしても、すでに登記があれば登録できません。
その際は、次にまとめた後株にする方法もあります。
後株の特徴
後株は老舗に多いと言われています。
創業から現在まで長く経営されているので、わざわざ株式会社をつけなくても名前でピンとくる会社に多いです。
例えば、
- カルビー株式会社
- キューピー株式会社
- 味の素株式会社
- 大日本印刷株式会社
- 富士通株式会社
など、そうそうたる会社です。
とはいえ老舗でなくても、名前でイメージがつく会社は後株をつけている会社も多いです。
- ヤフー株式会社
- 楽天株式会社
など。
創業ン十年など長い年数はなくても、その業界に詳しくなくても名前を聞けば分かる企業です。
生活に溶け込んでいる会社が多いですね。
前株の説明でも書いたように、前株で社名の登記がある場合は後株なら別会社なので登記することもできます。
前株と後株はどっちが多い?
前株と後株の登記はほぼ半々ですが、後株の方が多い傾向にあるようです。
すべての会社ではありませんが、給料.comというサイトに登録されている3,879社(記事投稿時)で確認したところ、下記のようになるそうです。
実際の母数が違うため一概には言えませんが、近しい数値になるんじゃないでしょうか。
前株と後株を間違えたときの領収書
ちなみに経費で落とそうともらった領収書の前株・後株が間違っていた場合、有効なのでしょうか?
正解は「無効」。
社名として登記されていないため領収書として無効です。
会社としても経費として扱えないため処理してもらえません。
領収書を書いてもらうときは、面倒でも名刺を渡してその通りに書いてもらいましょう。
特に横文字の場合、伸ばすのかどうかも分かりづらいので、そうした方が安全です。
例えば、
- KDDI
- ケーディーディーアイ
- ケィディディアイ
上記はすべて別会社扱いです。
会社名を決めるのに迷ったときの解決策
起業して会社名を考えるときに、1つだけに絞っていることは少ないでしょう。
他とかぶっている可能性もありますし。
社名に迷ったら、社名占い.netというサイトを利用するといいかもしれません。
画数などで社名占いができ、
このように星の数で占ってくれます。
ためしに「くま太」で検索してみると、最悪最凶の数なんて出てきました(涙)。
(引用:社名占い.net)
まぁ、星が少ないからと言って雲行きが怪しいわけではありません。
だって同じ画数には有名企業がズラリ並んでいましたから。
軽い気持ちで参考にしてみてください。
前株・後株の違いを報告したときの反応
、、、ということで前株・後株に大きな意味の違いはないらしいよ。
と、いろいろとググって伝えた結果はさみしいものでしたが、いい勉強になったと考えるようにしています。
もし自分で会社を作るならなんて考えていると、思わず顔がニヤけていました。
ま、僕が会社を作るなんてことはないと思いますが、この記事が参考になれば幸いです。