仮想通貨の取引をお考えの方、ビットフライヤーの手数料について気になっていませんか？「手数料が高い」という噂を聞いたことがある方も多いでしょう。
実は、ビットフライヤーは使い方次第でコストを大きく抑えることができるんです。今回は、知っておくと得をする手数料の仕組みと、賢い使い方のコツをお伝えします。これを読めば、ビットフライヤーを使った仮想通貨取引をより効率的に進められるようになりますよ。
この記事のもくじ
販売所と取引所、どちらを使うべき？手数料の違いを解説
まず押さえておきたいのが、「販売所」と「取引所」の違いです。この2つは、実は手数料の面で大きな差があるんです。
販売所は、ビットフライヤーから直接仮想通貨を売買する方式です。確かに「手数料無料」とうたっていますが、実はスプレッド（売値と買値の差）という形で実質的な手数料が発生します。例えば、ビットコインを1,400万円で買って、すぐに売ろうとすると1,390万円でしか売れない、という具合です。この差額の10万円が実質的な手数料というわけですね。
一方、取引所（bitFlyer Lightning）は、ユーザー同士で売買を行う場所です。こちらは取引量に応じて0.01%～0.15%の手数料がかかりますが、スプレッドが販売所よりもずっと狭いため、トータルのコストは大幅に抑えられます。特に、月に何度も取引される方は、取引所を利用した方が断然お得ですよ。
入出金の手数料を賢く抑える方法
日本円の入出金にも、実は「得する使い方」があります。
入金に関しては、住信SBIネット銀行からのクイック入金が手数料無料です。その他の銀行からだと330円（税込）かかってしまいます。コンビニ入金は430円（税込）なので、できれば避けた方がいいでしょう。
出金については、三井住友銀行の口座をお持ちの方は優遇されます。3万円未満の出金なら220円、3万円以上でも440円（いずれも税込）で済みます。他の銀行だと、それぞれ550円、770円（税込）かかってしまいます。
また、仮想通貨の出金（外部ウォレットへの送金など）には、それなりの手数料がかかります。例えば、ビットコインなら0.0004BTCです。これは他の取引所と比べるとやや高めなので、頻繁に送金される方は要注意です。
レバレッジ取引の手数料は要チェック
レバレッジ取引（証拠金取引）をお考えの方は、以下の点に気をつけましょう。
取引手数料自体は無料なのですが、ポジションを翌日に持ち越す場合、建玉金額の0.04%/日というレバレッジ手数料がかかります。これは決して安くない金額です。長期保有するつもりで取引を始めると、この手数料でかなりの額になってしまう可能性があります。
レバレッジ取引は、短期売買向けの設計になっているとお考えください。数日以上のポジション保有を考えている場合は、この手数料を必ず計算に入れておく必要がありますよ。
コスト削減のための具体的なアドバイス
ここまでの説明を踏まえて、具体的なアドバイスをさせていただきます。
まず、取引は基本的に「取引所」を使いましょう。販売所は確かに使いやすいのですが、スプレッドという形で思った以上のコストがかかってしまいます。特に数百万円規模の取引をされる場合は、取引所を使うことで数万円単位でコストを抑えられる可能性があります。
入出金に関しては、住信SBIネット銀行か三井住友銀行の口座を作っておくと便利です。これだけで、年間数千円から数万円の手数料を節約できる可能性がありますよ。
仮想通貨の送金は、できるだけまとめて行うことをお勧めします。何度も少額を送金すると、その都度手数料がかかってしまいますからね。場合によっては、手数料の安い他の取引所を併用するのも一つの手です。
これらの方法を組み合わせれば、「ビットフライヤーは手数料が高い」という評判は、あなたには当てはまらなくなるはずです。賢く使って、効率的な取引を心がけていきましょう。
まとめ：コストを抑えて、賢くビットフライヤーを使いこなそう
ビットフライヤーの手数料は、使い方次第で大きく変わってきます。基本的な取引は「取引所」を利用し、入出金は住信SBIネット銀行や三井住友銀行の口座を活用することで、コストを最小限に抑えることができます。
また、レバレッジ取引を行う場合は、翌日への持ち越し手数料に注意が必要です。仮想通貨の送金についても、できるだけまとめて行うことでコストを抑えられます。
これらのポイントを押さえておけば、「手数料が高い」という評判は気にする必要はありません。自分の取引スタイルに合わせて最適な方法を選び、効率的な取引を心がけていきましょう。
【注意】投資は自己責任で行ってください。また、記事内容は作成時点のものです。最新情報は各サービスでご確認ください。
