原付免許は学科試験だけでいいので、サクッと受かるだろう。
なんてタカをくくっていると失敗します。
ぼくが学生の頃に原付を取る前に、同級生が2回受けて2回とも落ちてましたから。
落ちたら恥ずかしいのと免許試験場まで片道1時間半かかるので、是が非でも一発合格したいと猛勉強しました。
といっても、僕自身もまじめに勉強なんてしないタイプ。
学校の試験もいつも一夜漬け。原付免許の試験前も丸1日引きこもって詰め込んで臨みましたからね。
100%合格の約束はできないけれど、何度も試験場にいきたくないなら有益な内容になっていると思いますよ。
原付免許の試験に絶対に受かるための必須条件
原付免許の試験は常識問題が7割程度出ると言われています。
つまり35点くらいは誰でもだいたい取れるはずなんです。
重要なのは残り10~15点を取りこぼさないようにしておくこと。
落ちる人は40~44点の間で落ちています。
あと数点を取るためには、参考書を最初から最後までなめるように暗記しないといけない、なんて考えるかもしれませんが、
- ひっかけ問題
- 数字がからむ問題
に騙されずいかに取りきるかにかかっています。
ちなみに試験に裏ワザなんてありませんので、しっかり取り組みましょう。
ひっかけ問題
ひっかけ問題というくらいなので、わざと間違えやすく作られています。
引っ掛からないようにするには、まずは問題をしっかりと読むこと。
「こんなの当たり前!」と思いがちな問題ほど注意が必要で、思い込みで〇や×をつけるとたいてい間違ってしまいます。
また、「常に」や「すべて」のような言葉が出てきたときは「×」の可能性が高いです。
あまり時間をかけるのは良くありませんが、その1点が合否を分けるかもしれないので、慎重に判断してください。
数字がからむ問題
問題に数字が入っているときは要注意。
「●メートル」や「時速●キロメートル」などは数字の部分が重要。
また「●未満」や「●以上」など、含む含まないが曖昧なので判断に迷ってしまいます。
これもひっかけといえばひっかけ。
意味をちゃんと理解して解くようにしましょう。
ちなみに、
- 以下=基準となる数字を含む(10km以下=10kmを含む)
- 未満=基準となる数字を含まない(10km未満=10kmを含まない)
- 以上=基準となる数字を含む(10km以上=10kmを含む)
- 超過=基準となる数字を含まない(10kmを超過=10kmを含まない)
という意味なので、含むか含まないかも重要です。
ん、超過?
めちゃくちゃ気になっても、試験勉強をしているときにうつつを抜かしてはいけません。
超過についてはこちらの記事にまとめたので、時間があるときに読んでください。
んで、原付の試験対策の話に戻しますと、「参考書を丸暗記しよう」なんて考え方はダメ!
サラッと読んだら、すぐに問題集にとりかかりましょう。
ひたすら問題をときつつ答え合わせをしていって、自分が間違えやすいポイントや出題のパターンを覚えていきます。
わからない問題に時間をかけてウンウン考えるのは時間のムダ。
ちょっと考えてわからなければ答えを見て覚えていく方が効率的ですよ。
そして問題集をひと通り終えたら、間違った問題や分からずに答えを見た問題を中心に見直します。
とにかく問題集の反復練習が大事。
ひっかけ問題はパターンがあるので、たくさん問題数をこなしたり間違えた問題を繰り返し見返すことで傾向が分かってきます。
原付の試験勉強で使うべきツール
試験勉強するのに便利なのはアプリですが、僕はアプリよりも本(問題集)をおすすめします。
この辺は僕がおっさんだからかもしれませんが、アプリは手軽なため流し読みしやすい気がします。
また、弱点だけ繰り返し学ぶという点でも本のほうが勉強しやすいです。
確かに無料アプリだとお金はかかりませんが、試験に落ちると試験代金は戻ってきません。
通勤・通学時間に使って時間をかけられるなら有効ですが、短期間でガッと勉強して試験を受けるなら問題集をおすすめします。
甘く考えていると落ちるのが原付免許の試験!
受かった人は簡単っていいますけど、原付免許の合格率は50%前後(全国平均)。
二人に一人は落ちるってことなので、あなどれません。
二択だからなんとかなりそうですけど、なんともなりません。
余談ですが、冒頭の原付で2回落ちた彼は車の免許の試験に3回落ちました。(学習してねーな)
原付免許の試験はひっかけ問題に引っ掛からなければ、合格の確率がグンッと上がります。
4-5時間程度ではむずかしいですが、1日みっちりやればパターンがわかってきます。
「受かる気がしない」なんてネガティブにならずに、要領よく学習してサクッと受かってくださいね。